「一人で旅をしてみたい」
「知らないところに行ったら何か変わるのでは?」
もし漠然とした不安があるのであれば、イメージすることによって取り除かれていくでしょう。
動き出すのに理由はいらないかもしれませんが、もし一歩踏み出せずにいるのであればご参照ください。
旅に出るまでのステップ
大切なのは旅する自分を思い浮かべること
なぜ一歩踏み出すのが怖いかというと、あなたが経験したことのないことをするからでしょう。
「一人だと何かあったときに誰も助けてくれない」
「目的地に迷わずたどり着けるだろうか」
「そもそもお金っていくらかかるのかな」
不安を数えだしたらきりがないありませんが、大切なのは「自分が旅をするイメージが持てるかどうか」です。
いくつかのことを考えて調べておけば、自然に旅する自分が頭に浮かんできます。
イメージするのに必要なこと
いきなり「イメージしろ!」と言われても、何からしたらいいのかわからないですよね。
イメージするまでに必要なことはいくつかあります。
目的を考える | なぜ旅をしたいのか、旅で何を得たいのか |
---|---|
条件を確認する | 治安、期間、予算などの条件を確認 |
旅先を決める | 目的に合わせて国や地域などを決める |
旅程を決める | 旅先と期間から行く場所を決めて旅程を決める |
予算を立てる | 交通費や宿泊費などを見積もり予算限度額と確認する |
計画を見直す | 条件に合わない、現実的でなければ再調整する |
イメージが漠然としていれば不安も漠然としてしまい、「よくわからないけど怖い」という状態に陥ることもあります。
大まかでもいいので一つ一つを考える中で漠然とした不安が現実的なものになっていき、最後には「どうしてあんなに怖がっていたのだろう」と思うはずです。
各ステップの進め方
目的を考える
「そもそもなぜ旅をしたいのか」と自分自身に問うことは、とても大切なことです。
なぜなら目的を軸にして、条件や旅先、旅程などを考えていくからです。
旅をしたいと思う理由は人それぞれです。
「色んな人に合って話をしたい」
「歴史や文化を知りたい」
「知らない場所に行きたい」
はじめは単純な「〇〇したい!」という気持ちが浮かぶでしょう。
もちろんシンプルが一番ですのでそのままでもいいのですが、できるならもっと深堀りをしてみてください。
「どうして色んな人と話がしたいんだろう」
「どうして歴史や文化を知りたいんだろう」
「どうして知らない場所に行きたいんだろう」
深堀りをしていくと「なぜ旅をしたいのか」という問いに対する、自分オリジナルの答えがでてくるはずです。
その答えがこそが、自分だけにしかできない経験をさせてくれる助けになってくれるでしょう。
条件を確認する
計画の最終段階になってから「予算が足りない」「この旅程だと時間が厳しい」とならないように、はじめのうちに条件を確認しておきましょう。
条件と言っても難しいことはなく、主には「予算」と「期間」の2つです。
予算 | いくらまで旅で使ってもいいのか |
---|---|
期間 | どれくらいの間で旅をしていいのか |
もし海外に行くのであれば上記の2つに加えて、「安全」や「言語」についても十分に検討しておきましょう。
旅先を決める
「目的」と「条件」を決めたのであれば、旅先を選ぶことは何も難しいことではありません。
なぜなら「目的」で候補地を探し、「条件」で精査をしていけばいいのです。
たとえば目的を「海外の文化に知り、日本の文化も伝えたい」とすると、ヨーロッパやアジア、アメリカなど様々な地域が候補地としてあげられます。
周りの人におすすめを聞いてみたり、インターネットで色んな国の文化を検索してもいいでしょう。
いくつかの候補地が出たところで、予算や期間、言語などの条件に照らし合わせて取捨選択をしていきます。
予算 | 交通費と宿泊代の相場を調べる |
---|---|
期間 | 希望滞在日数と移動時間(往復)を調べる |
言語 | 主要言語を確認する |
計画の初期段階なので大まかで構いませんが、明らかに無理のある旅先は除外をしておきましょう。
旅程を決める
「旅程を決める」ステップでは「目的」や「旅先」といった大きなものから、「時間」や「場所」などの具体的な計画に落とし込んでいきます。
主に旅程で必要な情報は「時間」と「行動予定」であり、大まかな流れを頭に入れながら予定している期間に埋めていきましょう。
旅程を決める大まかな流れ
- まず旅程に飛行機や宿泊など変更不可の予定から入れる
- 細かい訪問先を決め移動時間を調べる
- 訪問先を地図で見て回る順番を決める
- 移動を考えて訪問先での滞在時間を決める
- 旅程に訪問先の移動や滞在の時間を入れる
上記の流れで進めていけば曖昧だったイメージがどんどん固まっていき、空き時間があるから訪問先を追加しようであったり、スケジュール的に厳しいから止めておこうであったりとより具体的になっていくでしょう。
旅程の中に「バッファー(余裕時間)」を入れておくのが大切です。
旅先では浮かれた気持ちになって予定通りに行かないときの方が多いため、あらかじめ時間に余裕を持たせましょう。
予算を立てる
「予算を立てる」ステップでは旅程の行動予定でかかるお金を積み上げて、最終的にいくらになるのかを確かめます。
「色んなお金がかかるから調べるの大変」と思われるかもしれませんが、はじめはシンプルに考えるのがいいでしょう。
旅にかかる主な費用
- 交通費(航空券、電車賃、乗船賃など)
- 宿泊代
- 食事代
- その他でかかるお金(観覧料、ツアー料、学費など)
宿泊代や食事代は「旅程で決める」ステップで細かく決めていないのであれば、「一食・一泊で〇円くらい」といったように大まかな金額でも構いません。
かかるお金を調べる際には「必要なもの」と「節約できるもの」に分けて出しておくと、限度額を超した場合にどこを削ればよいのか確認がしやすくなります。
予算を立ててお金が足りないという方は、以下の記事で旅資金の作り方について解説していますのでぜひご覧ください。
計画を見直す
「目的」「旅先」「旅程」「予算」が出そろったら、紙やデータにまとめて一通り計画をみてみましょう。
- 目的:〇〇~
- 旅先:〇〇~
- 旅程:〇〇~
- 予算:〇〇~
見直してみて自分が旅する姿がイメージできていれば、あとは日時を決め予約をすれば終わりです。
見直した際に「あれもしたい」「これもしたい」と浮かんできてら、好きなだけ計画にメモをしておくと有意義な旅になることでしょう。
旅の計画をアプリで管理したいという方は、以下の記事で「おすすめの旅のしおりアプリ」について紹介しています。
おわりに
何事においても、新しいことを始めるときには不安はつきものです。
知らないことに不安を感じることは当然のことで、大切なのはイメージをするために何を考えて情報収集していくかということです。
新しいことの先には色んな出会いが待っていて、きっとあなた自身にも影響を与えてくれます。
「やりたい」という気持ちに後押しされながら、新しい自分に出会うための一歩を踏み出しましょう。