「盗難にあってしまった時にどうしたらいいの?」
「海外だとどこに相談したらいいのかわからない・・・」
この記事では「海外で事件や事故に巻き込まれたときの行動」について解説しています。
これから渡航する方はぜひご参照ください。
Contents
海外では色んなトラブルが起こる
海外には「スリや窃盗、詐欺などの財産犯罪」や「麻薬に関わって逮捕」、「自然体験を楽しんでケガ」など、様々なトラブルが潜んでいます。
「海外安全ホームページ」および「ワーキングホリデー完ペキガイド」で書かれている、海外で日本人が巻き込まれたトラブル事例をご紹介します。
海外で発生したトラブル事例
- 昼間時間帯、シドニー西部に位置するショッピングセンターのトイレにおいて、中東系の男性に取り囲まれて所持していた財布を強奪された(オーストラリア)。
- 現地到着当日、ホストマザーと観光で立ち寄った公園の駐車場で、停めていた車の窓ガラスが破られ、トランクに置いてあったバックが盗まれた(ニュージーランド)。
- クレジットカード利用時に明細を確認していなかったため、間違った請求や二重請求に気付かなかった(カナダ)。
- 地下鉄に乗車中、数人の若い女性に取り囲まれ、ハンドバックの中から貴重品を盗み取り、犯人は犯行完了後、次の停車駅で電車の扉が閉じる直前に降車し逃げた(フランス)。
- 繁華街の路上で、「日本語を勉強しているので教えてくれないか」などと片言の日本語で声をかけられ、一緒に入店した飲食店で高額な料金を請求された(中国)。
もちろん事前に情報収集して事件や事故に巻き込まれないのが一番ですが、トラブルに遭ってしまったのであれば冷静かつ迅速にどう行動をするのかということが大切です。
【トラブル別】とるべき行動と大使館・総領事館の対応
大使館・総領事館の役割
大使館や総領事館は外交をする上で重要な拠点であり、ひとくくりに「在外公館」と呼ばれています。
大使館とは
- 基本的に各国の首都におかれる日本を代表する機関
- 相手国政府との交渉や連絡をする
- 相手国の政治・経済などの情報を収集・分析
- 日本を正しく理解してもらうための広報活動
- 日本人の生命・財産を保護する
各国の首都に置かれ相手政府国との交渉などをする大使館に対して、総領事館は主要都市にあり商業取引での問題も取り扱う機関です。
総領事館とは
- 世界の主要都市におかれる
- 現地にいる日本人の保護
- 商業取引での問題を処理する
- 相手国の政治・経済などの情報を収集・分析
- 日本を正しく理解してもらうための広報活動
どちらの機関も現地の日本人を保護する役割がありますので、困ったことがあれば事態が悪化しないうちに相談にいきましょう。
盗難や紛失など犯罪にあったとき
いきなり盗難にあってしまったら動揺してしまうかもしれませんが、大使館・総領事館などに相談しながら警察に被害を届け出ることから始まります。
とるべき行動
- 警察に被害の事実を届け出る
- 警察から被害届の受理書(ポリスレポート)を受け取る
- 必要な機関に連絡をする
被害届の受理書(ポリスレポート)はパスポートの発給申請や保険請求などに必要ですので、忘れることのないようにしましょう。
電話すべき連絡先
- パスポート:最寄の日本国大使館・総領事館
- 航空券:購入先の旅行会社・航空会社
- 各種カード類:カード発行会社
- その他:海外旅行保険に加入している保険会社
各機関に問い合わせをして、正確に事実を伝えてた上でどう動くべきか指示を仰いでください。
もしもの時のために上記の連絡先は、前もって確認をして常にメモを持ち歩くことをおすすめします。
大使館・総領事館のできること | 大使館・総領事館のできないこと |
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パスポートを紛失した場合、①紛失したパスポートを失効させる手続きと、②新しいパスポートまたは「帰国のための渡航書」の発給申請のための手続きが必要となります。
ケガ・病気になったとき
まずは保険会社に連絡をして状況を伝えて指示を聴くとともに、現地の医療機関の手配してもらいましょう。
とるべき行動
- 保険会社に連絡して現地の医療機関の手配を依頼する
- 海外旅行保険の保険証を持って医療機関に行く
- 領収書を受け取り保管しておく
日本語が通じないところもあるので、必要であれば保険会社やホテルなどで日本語対応している医療機関を聞くか、「海外安全ホームページ」でご確認ください。
また渡航時に発生した医療費を一部払い戻せる「海外療養費制度」を利用できるかもしれないので、帰国後に申請書の準備も頭に入れておきましょう。
大使館・総領事館のできること | 大使館・総領事館のできないこと |
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自然災害や緊急事態にあったとき
自然災害や緊急事態など予期せぬトラブルにあったときは、雰囲気にのまれてパニックにならず冷静でいることが大切です。
とるべき行動
- 外出中にテロや暴動にあった場合、現場や群衆に近づかずに早くその場から離れて安全な場所に避難
- クーデターや暴動でホテル待機をする場合、窓やカーテンを閉めて明かりを消し、できるだけ安全な状態・場所で待機する
- 車で走行中であれば、来た道を引き返して安全な場所に移動する
- 歩いているならば、安全な建物や商店などに避難しながら最寄りの日本国大使館・総領事館などに連絡を
興味本位で現場に近づいたり、窓から顔を出したりすると、混乱の中に巻き込まれてしまう恐れがあるので、自分の命優先で冷静な判断をしてください。
大使館・総領事館のできること | 大使館・総領事館のできないこと |
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大使館・総領事館で退避費用の負担はできませんが、現金などを持ってなく逃げられない場合でもまず相談しましょう。
逮捕・拘禁されたとき
海外で逮捕されてしまったら大使館・総領事館に連絡して、指示を仰ぐなり弁護士を依頼するなりしましょう。
警察に身柄を確保されてしまったら、弁護士を通してでないと外部との連絡もとれない恐れがあります。
大使館・総領事館のできること | 大使館・総領事館のできないこと |
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とはいえ逮捕をされてからでは遅いので、渡航前には必ず訪問先の法律にあkンする知識や事例について調べておくことが大切です。
海外の法律に関しては「海外安全ホームページ」をご参照ください。
またこの記事では以下の資料を参考に作成していますので、さらに詳しく知りたい方はご覧ください。
おわりに
- トラブルに巻き込まれたら、まず近くにある大使館・総領事館に相談を
- 警察や保険会社、カード会社、航空会社など関係する機関に連絡する
- 関係機関に連絡したときには今後の行動と必要書類の確認を忘れずに
何かトラブルが発生したときは深呼吸をして心を落ち着け、一人で悩まずに頼れるところに駆け込むことが大切です。
全てが終わるまでは安心できませんが、一つ一つ相談しながら確実に進めていきましょう。