HEYPONの徒然なる旅物語

【栃木県宇都宮】地下巨大空間「大谷資料館」で石の美しさを体感!周辺にも見どころ満載

栃木県で最大の人口を誇る「宇都宮市」には色んな魅力があります。

 

宇都宮市のホームページをみると、「宇都宮の実力」として「餃子のまち」の他に、「カクテルのまち」「ジャズのまち」「自電車のまち」「百人一首のまち」・・・etc。

 

中でも宇都宮で私がおすすめするのは産業の一つである「大谷石」であり、大谷資料館に始まり周辺の景色や建造物など見どころがたくさんあります。

 

ぜひ宇都宮に行く前にはこの記事をみていただいて、興味が持てたら足を運んでほしいです。

何の変哲もない山に存在する地下巨大空間「大谷資料館」

「資料館入口」でバスを降りると、のどかな風景が広がっています。

 

 

駐車場を抜けて少しだけ山を登ると石を切り取った跡が残る景色が見えてきて、大谷資料館(おおやしりょうかん)の中に入ると巨大な地下空間へ。

 

 

ひんやりした階段を降りると、急に目の前が開けて地下都市を思い起こさせるような景色は圧巻です。

 

 

大谷資料館の地下採掘場跡は1919年から1986年までの約70年にかけて大谷石を掘り出してきた巨大な地下空間で、広さは約2万㎡(140m×150)と野球が一つ入ってしまうほどの大きさとなっています。

 

 

戦争中は地下の秘密工場として利用された、戦後には政府の米の貯蔵庫となりました。

 

産業や歴史のことを学べるのはもちろんのこと、芸術作品をいくつか展示していたり、コンサート会場や映画・ドラマの撮影をしたりと色んなことに活用されています。

 

 

アートなものがライトアップ。

 

 

 

自然の光も美しさに。

 

 

 

ほかにも勇者ヨシヒコで使われたり(納得)、

 

 

マツダのRX-VISIONが展示されてたりしていました(格好いい)。

 

耳を澄ませばどこかで聞こえる水の音や、遠くに小さく見える外の光には想像力が掻き立てられ、まるで地下に押し込められながらも発展をしてきた地底人の気分です。

・・・地底人Tシャツほしくなってきた。

 

大谷資料館について

  • アクセス:JR宇都宮駅西口6番乗場から大谷・立岩行き乗車、東部宇都宮駅前バス停から大谷・立岩行き乗車
  • 料金:大人800円、小人400円(団体だと大人700円、小人350円)
  • ホームページ:http://www.oya909.co.jp/

「大谷石」と「大谷町」とは

この地下巨大空間から掘り出される「大谷石」。

 

耐震・耐火・防湿に優れていることに加えて、軽量(比重1.65)で加工がしやすいことから、「建築用材」や「土木用材」など様々な用途があります。

 

大谷石の用途

  • 建築用材:倉庫、工場、防火壁、事務所、住宅、店舗
  • 付帯設備:石塀、門柱、壁材、玄関ポーチ、マントルピース
  • 土木用材:宅地造成、団地の石垣、土留、譲岸、区画割、即溝
  • 装飾用材:バーンストーン、武城焼、ヨーザン石など

 

1922年にはアメリカの建築技師であるフランク・ロイド・ライト氏の設計により旧帝国ホテルに大谷石が使用され、関東大震災において耐火耐震性の優秀さが評価されました。

 

今は大谷石に含まれる天然ゼオライトに吸着性や粘着性、団結性の特性があるとされ、水処理や公害物質処理、油処理、脱臭処理剤として利用できるといわれています。

 

大谷石が採掘される「大谷町」は、栃木県宇都宮市にある宇都宮市の中心市街地から8㎞ほど離れていて、古くから大規模な石の掘り出しが続けられる世界でも珍しい場所です。

 

推定埋蔵量は約6億トンとされ、一時は採掘事業所約120ヶ所・年間出荷量約89万トンもありましたが、今では採掘事業所が約12ヶ所・年間出荷量は約2万トンに減少しています。

 

生活に溶け込む大谷石

大谷町にきて本当に良かったなと思うのは、歩く度に出会う素晴らしい景色に石の魅力を再確認できたことです。

 

まずバスを降りてすぐのところに、こんな景色が。

ぬ・・・

 

少し歩くと、もっと開けた場所も。

奥の民家がまたいい。

 

何の用途かは全く分からないけど、とりあえず綺麗なもの。

穴の中にうっすら見える柵?みたいなのが気になる!

 

石と車。

最高に良かった。。。

 

遠くから見てから駆け寄り、近づき触って楽しむ。

 

太陽が雲から出たり隠れたりするものだから、光の当たり具合も楽しむ。
そして思う、「石って、こんなに綺麗なんだ…」と。

 

あと大谷町では「大谷石のふるさと!」だとか「石の町!」だとかいった宣伝が全くなく、ただ地域の人たちの生活に石が使われているだけというのが穏やかに思えました。

 

世間では「地方創生」といって必要以上に「地域資源」を見つけて発信していると感じるところもあるのだけれども、ここは「いつもの生活」が素敵な空間で誰も壊さずに存在している。

 

そんなところが好きだなって思います。

大谷資料館周辺について

  • アクセス:バス停留所「大谷資料館」下車してすぐ
  • ポイント:素敵な景色を見つけるには好奇心を大切に!

宇都宮の街でも見かける大谷石

宇都宮を去る前にもう一つ寄ったところが、「カトリック松が峰教会」です。

 

バスを降りて歩いていると、どんよりした空を照らすような光を放つ場所がありました(言い過ぎかも)。

 

 

「カトリック松が峰教会」は1888年にパリ外国宣教会のカジャック神父によって「宇都宮天主公教会」として創立され、100年以上の歴史を持っています。

 

聖堂はスイス人の建築家マックス・ヒンデル氏による建築で大谷石が使われ、石工職人による様々な意匠が見られる建物です。

 

正面玄関で一枚(パシャリ!)。

 

聖堂・敷地内の見学・散策は自由なので、早速中に入ってみました。

 

入ってすぐに、館内案内や聖書の言葉を書いた紙が置いてあります。

 

大谷石とマリア様。

 

大谷石とお花たち。

 

大谷石の細工が素晴らしいのだけれども、もっと良い構図がなかったのかと反省です。

 

一通り見終わってカトリック松が峰教会の建物の美しさを感じつつ、特に私の心に残ったのはある聖句を見つけた友人が伝えてくれた感想でした。

 

「あなたは施しをする場合、右の手のしていることを左の手に知らせるな。(マタイの福音書 6章3節)」

 

もしよかったら、この聖句の意味を考えてみてください。

 

カトリック松が峰教会について

  1. アクセス:東部宇都宮駅から徒歩5分、JR宇都宮駅西口からバスで東部宇都宮駅前へ
  2. 料金:無料
  3. ホームページ:http://www2.ucatv.ne.jp/~matumine.sea/index.html

おわりに

大谷資料館やその周辺にくるまでは大谷石はもちろんのこと、巨大な石が持つ魅力というのを強く意識せずにいました。

 

しかし帰りの電車では一日でみた「巨大な地下空間」や「車の後ろにそびえたつ岩肌」、「薄暗い中で光る石の教会」の光景が目に浮かび、ただただ石の美しさが心に残っています。

 

もし宇都宮に立ち寄られる機会がありましたら、ぜひ餃子を食べるのに加えて「大谷資料館」行きのバスにお乗りください。

 

きっと何か心に残るものが見つかるはずです。

ABOUT ME
HEYPON
HEYPON
【自己紹介】青森生まれ/実家は養豚場/5人兄弟4番目/自然好き/日本好き 【経歴】高校まで青森▶大学で関東進出(埼玉)▶大阪の会計事務所に就職▶5年半働いて退職▶日本を回る▶次は海外だ! 【意気込み】「旅をしながら生きていきたい」そんな夢を抱きながら日々を生きていきます。