四万十での仕事は割と自由で、責任者に相談しながら自分で休みを調整できました。
では仕事の傍ら空いている時間に何をしていたかというと…ズバリ「四万十の魅力探し!」をしてたわけです!
(なんの面白みもないですね)
思い返せば、いろいろ…あった…よな?
と、記憶があやふやなんですが、印象的なことを紹介したいと思います。
教えて!川・山での暮らし
知り合いからお花見に誘われて、夜にある神社近くの公民館で地元の人たちと飲みました。
主要道路付近ではなく山に入ったところにある地域でしたので、集まった人には農家が多いです。
農家の人の中には猟師もいて、かねてから猟師に興味あることを伝えると、さばく機会があれば連絡をもらえることに。
後日。
「鹿じゃないけど、鶏をさばくからおいでよ!」
高知県名産の「ミレービスケット」を片手に、いざ車で山の中へ。
着いたらすぐ鳥小屋に向かい、逃げまどう鶏たちの一匹に狙いを定めて捕獲。
生きている鶏を殺し、羽をむしって部位を切り分け、焼いて食べるのは初めてでした。
(特に鶏の頭を落とす時はビビった)
弾力のあるお肉を噛むたびに、鶏への感謝と食物連鎖の言葉が頭に浮かびます。
食べながら猟師の先輩からアドバイス。
「とどめをさせなければ、猟師になってはいけないよ。」
当たり前のことだけど、いざ目の前にしてみないとわからないも思いました。
ちなみに夏は鮎の火振り漁もするらしく、できたら行きたいなあ。
自分の幸せを考えたら周りの幸せが答えだった
今度も知り合いに誘われて、地元の人たちの誕生日会に参加しました。
そこでは何度か顔を合わしてるけど、少し苦手と感じている人の隣に。
他愛もない話をしながら、なぜ四万十に来たかという話へ。
私は「第一次産業や地方創生に〜」と身の上話を一通りいうと、彼も来た理由を話してくれました。
「自分の望みは、世界平和。対極をつなぐことが世界平和に繋がると考え、都会と田舎をつなぐ仕事をしにきた。」
世界平和には頷けたけれど、なぜ望むのかと聞くと彼はこう答えた。
(国語の教科書で出てくる文章みたい)
「自分の幸せを突きつめたら、周りの幸せになって、究極が世界平和だったから。」
わからないようで、わかるようで、わかりたかったというのが本心。
たしかに今見えている世界は自分だと考えると、世界を幸せにすることが自分の幸せになるのかなって思えました。
なぜ彼がそう考えたかはわからないままだけれど、答えがなくてもいい気がする。
まだまだあるよ!四万十のおすすめ
前の2項を見直すと「四万十、全然関係ない!?」ということに気づいたので、その他のおすすめも紹介します。
田舎ずし
スタンダードなのは酢めしに高菜を巻いたもので、味付けは醤油ベース…だった気が。
近くに海のない地域だからこそ、山の幸をふんだんに使ったお寿司が美味しい!
塩
天日干しで塩を作ってる「山塩小僧」さん。
「良いものを世の中に」という考えで、時間のかかる天日干しを選んだそうです。
見学では代表の森澤宏夫さんが教えてくれて、運が良ければ奥さんに会えるかも。
鮎
きれいな川にしかいない鮎が、四万十川を表しているようです。
私もさばく瞬間を見させてもらい、職人芸って美しいと感動しました。
食べるのも良いですけど、鮎釣り・火振り漁からさばく姿まで見るのもおススメです!
しまんトロッコ
しまんトロッコに乗って四万十にたどり着いたので、私にとっては希望と不安をのせた電車というところでしょうか。
観光に力を入れていて、車内では案内人が2人もいるという充実さ。
窓から見える景色も素晴らしいですし、案内人の方々の心温まる振る舞いも嬉しいです。
さいごに
自由に動いた四万十での日々を思い出すと、心に残っているのは何かしら自分の大切にしているものと共鳴した瞬間な気がする。
その時すぐにわからなくとも、こうして文字にすることで形になっていく。
と、さいごまで四万十にあまり関係ないことを書いた記事でした!
四万十の方々のお花見は、自宅をライトアップしてしまうほど楽しんでいます。